“間違った意味で使われる言葉ランキング、第1位は「ハッカー」 – INTERNET Watch”という記事を眺めながら、ハッカーとクラッカーの意味を分けようということ自体が無駄な努力だよなぁ、と私の自論を反芻していました。
それで、世の中どんなでは「ハッカー」という言葉の使われ方は感じなのかなと思っていろいろと検索していて、山形浩生さんのサイトの中の「Hackについて」という文章に行き着きました。ハックとハッカーと、その背景とかが説明されています。それを踏まえて読む必要があるのですが、赤字になっている2008年3月13日加筆部分より一部を引用します:
ハッカーは悪い意味で使うほうが本来の意味で、コンピュータ業界の変な「よい」ハッカーという言いぐさは、やはり内輪だけの隠語と考えるべき。だからこそ、「悪い」用例があんなにも急激に普及したのだ。コンピュータがこれだけ普及したためにそう思えなくなっている面はあるけれど。ハッカーは善玉といいたいなら、それは環境変化による用法変化を認めろと言うことであり、それならばネット普及にともなうハッカーという用語の悪玉化も甘んじて受け入れるべきだろう。
これ、まったくもって同感です。まったくです。本当に。検索して、ここで納得して検索をやめてしまったくらいの説得力を私にもたらしてくれました。このページをハッカーという語に特別な思いを持って主張する人には一度は読んでほしいなぁ、と思います。