前回はギルの獲得の方法とギルを循環させるシステムについて紹介しました。今回はその際に取引対象となるアイテムとその生産活動について紹介します。
モンスターからの獲得
アイテムを獲得する一番手っ取り早い方法は、町を出てモンスターを倒すことです。モンスターを倒すことによってそのモンスターの種族に特有なアイテム、またはそのモンスターに固有なアイテムを入手できることがあります。これが最も原始的なアイテムの生産活動です。
宝箱から入手する
一部の場所(主にダンジョン)には宝箱が出現し、対応する鍵を使用して開けることでアイテムやギルなどを入手できます。
また、一部の特別な戦闘において、敵を倒すと宝箱あるいはそれに準じるものが出現し、それを開けることでギルやアイテムなどを得ることができることがあります。
栽培する
プレイヤーに割り当てられた部屋の中に植木鉢を置き、種をまいたり挿し木などを植えたりして育てると最終的に何らかの収穫物を得ることができます。種や挿し木などはモンスターを倒して入手したりクエストの報酬として入手したりします。
ギルでNPCから買う
FFXIの世界にもNPC(プレイヤーではないコンピュータのキャラ)がお店を開いており、そこで購入することもできます。前回説明した、競売所、バザー、トレードと異なり、これらのNPCから購入したアイテムは、ユーザーが購入するまでこの世界に存在していなかったアイテムだという大きな違いがあります。従って、このコラムではギルでNPCからアイテムを買う行為も広義の生産活動に分類します。
合成という生産活動
FFXIで生産活動というとやはり合成が最も大きなところでしょう。モンスターからのアイテムの獲得も、NPCから買うアイテムも多くの面で合成に結びついています(もちろん、他のプレイヤーから入手するアイテムについても同様です)。合成は特定のクリスタルというアイテムと作りたいアイテムの素材となるアイテムを組み合わせて、新たなアイテムを作り出すことを言います。
合成はいくつか種類があり、それぞれの合成を繰り返すことでスキルが上がり、だんだん作ることができるアイテムの数が増えていきます。また、スキルが高い状態でスキルをさほど必要としないアイテムを作ると、HQ(ハイクオリティ)と呼ばれる、通常のアイテムよりも性能がよいアイテムを作れることもあります。
釣りをする
釣り竿と餌を装備して釣りをすることができます。場所や餌、釣り竿の種類、スキルなどによって釣れる魚が大きく異なります。また魚以外にもいろいろなもの(錆びたアイテムとか)が引っかかります。
チョコボに乗って地面を掘る
チョコボという鳥に乗って地面を掘ることにより、アイテムを得ることができます。このとき、チョコボに餌を上げる必要があります。開発元のスクウェア・エニックスは直接公開していませんが、チョコボ掘りにはスキルがあり、スキルを上げることでよいものが短時間に掘れるようになります。
掘る・伐採など
廃坑や火山をつるはしで掘ったり、草原でまさかりを使って収穫したりすることができます。場合によってはかなり高価なアイテムが取れることがあります。
だいたいこんなところですね。抜けがあったらすみません。しかし、代表的なものはだいたい説明できていると思います。次回はこれらを含めてFINAL FANTASY XIにおける経済活動を紹介したいと思います。