Intelの14nm世代について「【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】IDFでIntelが14nmプロセス世代の「Broadwell」を公開 – PC Watch」という連載記事で紹介されています:
22nmプロセスが大成功だったことは、Intelの人事を見ても分かる。Intelが新CEOに選んだのはIntelで製造を担当してきたBrian Krzanich氏だった。製造畑の人物をトップに据えた人事は、Intelの製造がFinFET時代になっても、うまくいっている証拠だ。
確かにこの指摘の通りですね。うまくいっていなければ、彼が新CEOに就任することがなかったであろう、ということは確かだと思います。それと同時に、Intelは生産設備に対する評価がかなり高い企業風土があるのではないかと思えます。製造をメインとする会社でも、CEOになるのは営業畑出身の人が多い中で、このIntelの姿勢はなかなか面白いです。
IntelはFinFETで先行できた22nmプロセスから、情報を出し惜しみするようになっている。それだけ、FinFETについてのリードを守ることに必死だ。14nmプロセスは、競争という意味で正念場のプロセスと言える。
22nm以降、Intelは自社の「秘伝のタレ」を本当に「秘伝」にしていますね。「そば」とか「うなぎ」とか、「秘伝のタレ」で大きく差別化されているものはたくさんあります。半導体もそんな感じになっていますね。