青木 大我さんによる「米Microsoft、“物言う株主”に取締役の座~Ballmer CEO退任と関係か – INTERNET Watch」という記事を紹介します。
これはここの所、話題になっているMicrosoft CEOのスティーブ・バルマーさんにまつわる考察記事で、8月30日に発表された投資会社社長を取締役に迎える話とこの話は関係あるのではないか、と指摘するものです。
個人的には、この記事の中に、
さらにBallmer氏は文章の中でBill Gates氏に対する感謝の言葉を述べることもしなかった。Gates氏がMicrosoftの創業者であり、Ballmer氏とハーバード大学時代の同級生であり、30年以上近く苦楽を共にして経営してきたにもかかわらずである。
さらに言えば、Bill Gates氏も発表文中でこの長年のパートナーを称賛することもなく、淡々とコメントしたに過ぎなかった。
と指摘する部分に説得力を感じました。
確かに、これまでのビル・ゲイツさんならそうしたコメントを出すだろうと思えたからです。スティーブ・バルマーさんにしてもJay Greeneさんの翻訳記事「MS、「Windows」担当幹部S・シノフスキー氏の退職を発表 – CNET Japan」にあるように、
Ballmer氏は、「Stevenが長年にわたり当社に貢献する働きをしたことに感謝している」と述べている。
としているわけです。そして、シノフスキーさんも
Sinofsky氏も同程度に丁寧なコメントを残している。
同氏は声明で以下のように述べている。「私がMicrosoftにいた長年の間に受けてきた恩恵は数え切れない。私は、この素晴らしい会社で幸運にも一緒に働くことができた皆さんのプロフェッショナリズムと寛大さに敬服している」
と返しているわけです。
この分が確かにそっくり抜け落ちていますね…。とはいえ、まだ正式な退任ではないため、そういったコメントがなされていないだけの可能性もあるかもしれません。