難航が予想されるマイクロソフトの新CEO選び – ZDNet Japan
三国 大洋さんの連載記事「三国大洋のスクラップブック」からです。
確かに、Jeff Bezos氏やLarry Page氏などに比肩する人物を見つけ出すには奇跡が必要かもしれない。また当事者側がいくら否定しようが、それでも「Bill Gates現役復帰待望論」が無くならないのも自然なことに思える状況といえるかもしれない。
これを望んでもかなわないことですよね。ビル・ゲイツさんは今や世界有数の慈善団体のトップなのですから。
しかし、ラリー・ペイジさんはいてもラリー・エリソンさんの名前が上がらないのが面白いところです(先日の口撃の記事を連想しました)。
ちょっと考えてみて、少し前に引退に追い込まれたスティーブ・シノフスキーさんの顔が浮かびましたが、彼が全体を掌握したMicrosoftがうまくいくかどうかは何とも言えないという感想を根拠なく抱きます。悩ましいところですね。
純然たる社外からだと、元IntelのCTOで現在VMwareのCEOをしているパット・ゲルシンガーさんはどうでしょうか? かつて、世界最大となる半導体企業Intelへ1979年に入社してからCTOまで上り詰めた技術と経験、世界有数の仮想化ソフトウェアベンダーでCEOを務めた経験、そしてIntelからMicrosoftを常に見続けていたわけで、外から見たMicrosoftというものを非常によく知っています。※1 これらはこれからのMicrosoftが必要とする要素であり、すべて持っている数少ない候補者だと思うのです。
とはいえ、VMwareはMicrosoftの商売敵でもあるので、引き抜きは難しいところでしょうね。
- さらにはVMwareの前任CEOはMicrosoft出身のポール・マリッツさんです。きっと、いろいろとMicrosoftについて話をしたのではないかと思います。