鶴岡工場閉鎖で任天堂苦悩 Wii Uの未来に再び暗雲 – ダイヤモンド・オンライン
ルネサスエレクトロニクスの再編に伴って任天堂への影響が想定されるという記事です。
鶴岡工場はルネサスのシステムLSIの主力製造拠点で、旧NEC系。ルネサスは台湾の半導体製造大手TSMCと売却交渉を進めたがまとまらず、2~3年以内に閉鎖することを決めた。
なぜ、鶴岡工場の閉鎖が任天堂の痛手になるのか。それはWii Uの“命の石”ともいえる半導体を製造しているからだ。
ワンチップでロジックとDRAMを混載して製造しているため、他の製造施設に移しづらく、任天堂にとって状況がよくないということですね。実際にはいくつかの製造施設でオプションとして混載DRAMがあるにはあるのですが、物理設計をそのまま持って行って動くということはほぼないでしょうから、移設(移植)をするということはないのかなぁ、と思います。
任天堂としては、この2~3年の猶予の間に必要なチップをすべて製造するという手を取ることになるでしょう。うまく予測を立てないと過剰在庫あるいは機会損失ということに。
いずれにしても難しい決断になりそうです。