8月12日に発売された、スティーブ・ジョブズ氏の公認伝記の漫画版「スティーブ・ジョブズ 1 / 著:ヤマザキマリ 原作:ウォルター・アイザックソン / 講談社(9784063768756 1929979006198
)」を購入して読みました。彼が亡くなった日のメモにも書きましたが、私は彼が好きではありません。人間としては嫌いだけれど、それでもどこかやはりずば抜けたところがあって、無視できない人という印象です。
そんな私ですが気づいてみれば、彼に関する本をこんなに持ってます(もちろんすべて読了済みです!):
左から順に、
- Steve Jobs 1
著:ウォルター・アイザックソン
訳:井口耕二
講談社
9784062171267 1920098019007 - Steve Jobs 2
著:ウォルター・アイザックソン
訳:井口耕二
講談社
9784062171274 1920098019007 - Steve Jobs Special ジョブズと11人の証言
NHKスペシャル取材班
講談社
9784062179775 1920095015002 - スティーブ・ジョブズ 偶像復活
著:ジェフリー・S・ヤング+ウィリアム・L・サイモン
訳:井口耕二
東洋経済
9784492501474 1923034022000
です。このうち最初の2冊が今回の漫画の原作にあたります。
さて、漫画版の内容ですが、基本的に原作となる伝記に沿って、それを丁寧に描いています。各話の間にある2コマまんががいい味を出しています。実在の人物である登場人物が非常に違和感なく各々に描かれていて、それがとても自然に感じられます。また、非常にシンプルに、余計なものが入り込まないように描かれています。ジョブズ的な雰囲気をうまく伝えられていると思います。
あとは、カバーを外したところもいい感じです。
真っ黒にシンプルに入るタイトル。素晴らしいできです。
漫画版の刊行に合わせて、漫画版の著者であるヤマザキマリさんへのインタビュー記事(その1・現代ビジネス、その2・コミックナタリー)が出ています。前者のインタビューは漫画版の最後に掲載されている「あとがきにかえて」に近い内容です。後者は完全に別です。
本書は原作となる伝記をまだ読んでいない人に、特におすすめできる一冊だと思います。もちろん、原作を読んだ方もそのイメージを損なわずに読めると思います。
私自身の突っ込んだ感想は完結してから書きたいと思います。