はじめに
ここ数日は、このメモに毎日文章を書いています。元々毎日書くつもりではじめた訳ではないのですが、それ以前に書こうかな、と思って書いていなかったネタが貯まっていたこともあり、今のところ 10 月 2 日から本日 10 月 16 日まで毎日更新となっています。これは想定してなかったので結構自分で驚いていたりします。一週間続かないと思ってました。
ここのメモを書くということ
初回に書いたとおり、このメモは将来の自分に向けて、今の自分が書くメモという趣旨です。それをついでに一般公開している、というつもりで書いています。この一般公開しているというのがメモの話題について意識しなければならない点で、公開する以上は何かのインサイダー情報や仕事関連で得たNDA(非公開条項)ベースの情報をネタにすることはもちろんできません。
また、書くということにあまり時間を費やすことも難しいのです。あくまでもメモであって、それ以上ではないのです。自分が感じたり、予想したり、考えたりしていることをメモとして残すことを目的としているため、雑誌や各種 Web 媒体など向けのように資料を集めたり文章の構成を計画するなどをしていては、書くことが難しくなってきます。例えば、私が商業誌の原稿6ページ分を書くのに(そればかりに100%時間をかけているわけではありませんが)大体2週間かけていました(現在は連載がないので過去形です)。しかし、このメモは読んでいただければ分かるように1日、というより平均1〜2時間程度でさくさく書いて載せています。このため、その内容の信頼性やわかりやすさなどは商業誌向けとして書いているものより劣りますが、鮮度は高いですし、そもそも好きに書いていることから、商業誌向けではネタにならないようなものまで書くことができます。
その他の文章
会社員としての仕事でも色々な文章を書いています。IT 化が進んだ現代では、多くの人が毎日何かしらの文章を書くということをしているのではないかと思います。メールは言うまでもなく、業務日誌や稟議書も電子化されていることが多いでしょう。プレゼンテーション資料を手書きで作る人もほとんど見かけなくなりました。そしてこれらのには、ある程度以上の文章が含まれます。
IT 業界であれば各種仕様書や設計書も電子化されており、これらの中身も文章です。お客様への各種案内状や説明書も文章です。私もこれらのうち、いくつかや、社内向けの解説文書や議事録、それに伴う私見をまとめたものなども仕事で毎日書いています。
このような自分で書いた文章を全て自分のものとして扱えるなら、私がこのメモを書く意味の半分はなくなるのですが、実際はそうはなりません。公開することはもちろんできませんし、持ち帰って自分のものにすることもできません。ただ書いて、消費し、いつか忘れ去られる文章を日々書いていることになります。コピーしようと思えばできるけど、それができないというもどかしい状態です。
文章を書くということ
文章を書くということは、自分の頭にあることを「言葉」に変換する作業です。自分の頭の中にあることは、必ずしも「言葉」ではなくて、別の形を持った漠然とイメージであることも多いです。それを、試行錯誤しながら「言葉」にしていく作業が、「文章を書く」ということだと思っています。
同じことを書くにしても、書ける時と書けない時がありますし、書けたとしてもその内容の満足度は大きく異なります。もちろん、文章を書くというプロセスの中での完成度の問題もあるし、それを読んで自分で満足度を計りなおす時の問題もあります。それを定量化して「このくらい満足」と表現することは難しいし、多分無理なんだろうとは思うのですが、うまく書けた時(というか、うまく書けたと自分で思えた時)の快感は他の代替行為では得られないものがあります。だからこそ、仕事ではないところでも、私は文章を書き続けているのだろうと思います。
それを公開するということ
単純に自分で書くだけではなく、それを公開することの意味を時々考えることがあります。それは自己完結では得られない何かを得たいのかもしれないのですが、具体的に「これ」というものは自分では見つけられてはいません。単なる露出趣味なのかなぁ、とも思わないでもないのですが、だとすれば、書く内容をしぼることもないんだろうなぁ、とか、宣伝して回っちゃうんだろうなぁ、とかも思うけれど、そこまでする気はありません。
おそらくは、本当に「単なるメモ」にしてしまい、考えをまとめることをおろそかにしないようにするために公開しているのではないかな、と思い始めています。何かのプレッシャーがなければまじめにまとめることをしないのではないか、そのためのプレッシャーを得るために書いているのではないかと思うのです。
まとめ
ぜんぜんまとめることができない中で、あえてまとめてみたいと思います。
私は文章を書きます。書いたものは、それが一般向けなのか、自分向けなのか、仕事の関係者向けなのかは別にして、全てあて先のあるものです。読む人がいることを前提としているわけです。それでいて、はじめて私の文章は成立しています。
ここのメモでは、私の中でのページの位置づけから IT 系の技術的なものが多くなっていますが、書きたいと思っていることは必ずしもこの範疇ではなかったりすることも感じています。しかし、それでも IT 系を中心としているのは、このメモを読む多くの方々が、 IT 系の方であると、暗黙のうちに想定しているのかもしれません。
そんなわけで、これからも主に IT 系のことを、私の視点であれこれ書いて行くと思っています。よろしければお付き合いいただければ幸いです。もちろん、ほかのことも書けることは書いていきたいと思います。
追伸
ここのところ、たまたま毎日更新なだけで、本来は気が向いた時にだけ更新する予定です。少し空くこともあるかもしれません。書きたいことがあればその日のうちに複数のテーマについて書くこともあるかもしれません(多分稀だと思いますけど)。