久しぶりのショートコラムです。実は現在進行形でまだ忙しいのですが少しずつ書いていきたいと思います。これが私自身の気分転換にもなりそうなこともあって再開することにしました。ただしペースは遅く、ボリュームは低めになると思います、しばらくは。
さて、今回のテーマは「次世代ケータイ」にしました。現在、JR東日本の一部区間においてKDDIが「次世代ケータイ」という言葉を使ってCDMA2000 1xの広告を出しています(テレビは余り見ないので知りませんが、もしすると同様の広告を出しているかもしれません)。この「次世代ケータイ」という表現に違和感はないでしょうか? 次世代というのは文字通り現世代の次の世代を指す言葉です。したがって、サービスインをした後の広告に「次世代ケータイ」という表現を見たとき、違和感を覚えるわけです。
つまり、サービスインをしたことで既に3G=現世代となったわけです。特に出足が好調なCDMA2000 1xにとってはなおさら現世代と言ってしまってよいわけです。しかし「現世代では広告上よくない」という判断なのかもしれません。もし何らかのセールストークが必要なのであれば不正確な「次世代ケータイ」ではなく「新世代ケータイ」というのはいかがでしょうか? これであれば正確な表現でありながら「新しい世代である」ということを強調できます。実際にこれが適当かどうかはわかりませんが、いずれにしても「次世代ケータイ」という表現をサービスインしたものに対して使用するのは違和感を覚えます。
ちなみに対する(というほどシェアは無いのですが)NTTドコモのFOMAでは、至極一般的な表現である「第3世代移動通信サービス」としています。これは3GPPの表現“3rd Generation Mobile System”をほぼそのまま日本語にしたもので、適当な表現であるように思います(一部において「次世代」という表現も用いていますが、KDDIほど前面には押し出していません)。FOMAは秋に発売のモデルで巻き返しを図るといわれています。これがどの程度になるのか、私はとても興味があるところで今からリリースが楽しみです(東芝製のFOMA T2101Vは世代的には秋に発売のモデルを2世代とした時に1.5世代的であるようです)。
ちなみにこのKDDIの広告が気になったのは、そろそろ機種変更をしようと考えてまじまじと見ていたからです(^^; 端末の仕様的にはカシオ計算機のA3012CAがいいのかなぁ、とか悩んでいます。