ようやく欧州でiモードサービスの実証実験が2001年12月20日から行われるとKPN Mobileが発表しました。NECが提供する日本のデザインをベースにしたN21iという端末が投入されるということで、基本的には日本のiモードサービスと大きな差異はないもののようです。ただし、既に一部導入がされているWMLがデフォルトでサポートされているのが日本と異なるところでしょうか。
コンテンツの作り方もほとんど日本のiモードと同じなので、言語の壁さえ越えることができれば、日本で作成された膨大なコンテンツを欧州に投入できる可能性があります。コンテンツ提供各社も本サービス開始時には対応を表明するところが出てくるでしょう。また、この実証実験の段階から日本からはサイバードとハドソンが先行してコンテンツの提供を開始するとのことです。この件に関して、サイバードのプレスリリースとハドソンのプレスリリースがでています。
今後、このiモードサービスが順調に立ち上がればいずれJavaがサポートされる日も来るでしょう。そのとき導入されるJavaの仕様がDoCoMoProfileなのかMID Profileなのかが今から非常に興味深いところです。
さて、日本のiモードサービスですが、本日加入者数が2001年12月16日付けのデータに更新されました。それによるとiモード契約が29,744,000件、そのうち503iシリーズによる契約が9,880,000件とのことです。やはり今年中にiアプリ対応端末による契約が一千万件を突破するのは間違いなさそうです。