iアプリ端末の数と実際の稼動数

12月9日付でiモードサイトで公開されているiモード契約者数とそれに占める503iシリーズの端末数が更新されました。それによると、iモード契約件数は29,531,000件、そのうち503iシリーズによる契約が9,600,000件となっています。あと2週間で確実に503iシリーズの契約はは10,000,000件を超えるでしょう。

さて、それはiアプリ開発者にとって嬉しいことには違いないのですが、実際にiアプリを使用しているユーザーは以外に少ないという話も出ています。これは今年のモバイル・コンテンツ・フォーラムの総会でも話題に上がっていたと参加した人に聞きました。数の上で503iシリーズが伸びているのは、新機種であるためで、決してJava端末、つまりiアプリ対応端末であるために伸びているわけではない、ということです。確かにこれには説得力があるように思います。

これは現在iアプリにいわゆる「キラーコンテンツ」と呼ばれるものが存在していないことにもよると思います。つまり、多くのユーザーが必要とするiアプリが未だ存在していないことの証となっているわけです。これはNTTドコモにとっても、コンテンツを開発する各企業にとっても、そして個人開発者にとっても非常に大きな課題であり、同時に魅力のある分野ではないかと思います。

iアプリ開始からあと1ヵ月半程度で1年になります。もうそろそろ何らかのキラーコンテンツが出てきてもいい時期になっているのではないでしょうか?

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