はじめに
今日で2025年も終わりです。
この状況は当たり前なんですが、ただ1日がいつものように過ぎるだけなのに、年末を迎えるということを不思議に感じている自分がいます。だから、それがなんだというわけでもないのですけれども。でも、不思議に感じてしまうということが、また不思議です。
個人的な2025年の出来事
今年、2025年はいろいろなことがありました。世間一般なことを取り上げても取り留めもなくなってしまいますので、個人的に特に狭い範囲で気になったことを書いてみたいと思います。
2025年に買ったもの(ガジェット系)
今年はパソコンを2台買いました。また、カメラ関連機材を1つ買いました。
MINISFORUM UM870 Slim
1台目は、いわゆるミニPCで自宅でLinuxによる仮想サーバーを構築するための目的で購入したものです。
「深圳市美高电子设备有限公司(英名:Shenzhen Meigao Electronic Equipment Co., Ltd)」が製造し、「美高電腦(香港)科技有限公司(英名:Micro Computer (HK) Tech Limited)」が展開する「MINISFORUM」ブランドで販売されている「UM870 Slim」を選択しました。この製品は現状において販売を終了しているようです。
ただ、ちょっとした面でミニPCの闇の側面を見た気がします。何が、というと、規格に沿った形でコネクター類が装着されていないということです。掲載されている写真の時点では、そのような実装であることを認識せずにいたのですが、届いてから「うわぁ」と思ってしまいました。
具体的に言うと、USBコネクターやHDMIコネクターについて規格が定める方向とは異なり、180度反転しているのです。これは基板の上面(製品実装視点)にAPUやその冷却機構を搭載しつつ、その下面(同)に通常部品を使って安価に製品を作るために選択されたのであろうとは思いますが、いささか残念に思うとともに、購入前に気付かなかった自分自身の注意力の低さを実感して反省しました。
こういう製品があるからUSB Type-C以外のコネクターの向きに関する批判がでてしまうのですよね。本来は方向が規格で決まっているのにもかかわらず。これを指摘する意見があまり日本語圏のWebにないことが不思議だなと思いました。
今回はLinuxで使用する目的なので、Windowsが搭載されていないベアボーン・キット(Windowsなし、DRAMなし、Storageなし)を選択し、購入価格は63,827円から10,000円割引で、結果として53,827円でした。
メモリーは「Crucial RAM 96GB キット (2x48GB) CT2K48G56C46S5」、ストレージは「Crucial T500 2TB SSD PCIe Gen 4 CT2000T500SSD8JP」を別途購入しました。購入時点(2025年4月末付近)の価格について前者が36,580円、後者が21,081円でした。それが現時点(2025年12月31日現在)で検索すると、それぞれ最安値が148,000円と41,008円になっており、驚愕以外の感想がありません。これが数年続く見込みだというアナリストによる観測が多いのが残念なところです。
なお、Windowsなしモデルを選択すると、当然ではありますがファームウェアにWindowsのライセンスがない本体が届くことを確認しました。
富士通 LIFEBOOK WU2/J3 5G
2台目としては、以前に購入したDELLのノート・パソコンが、Windows 10のサポート終了に伴って主力たり得なくなるということで、いろいろと比較検討をしたうえで富士通クライアントコンピューティング(Fujitsu Client Computing Limited : FCCL)の「LIFEBOOK WU2/J3 5G」を購入しました(執筆時点で終売済み、5GなしモデルはOUTLET扱いで販売中)。
カスタマイズでWindows 11 Pro、メモリー 32GB、ストレージ 1TBにしました。
型番に「5G」とついていることからわかるように、SIM/eSIM対応でオプションの機器を必要とすることなくインターネット接続ができます。これが今回の機種選定における欠かせない要素で、これができない機種はすべて選択範囲外としました。
この結果、DELL、HPE、マウスコンピューター、VAIO、FCCL、Lenovoが目に留まったのですが、FCCLが価格、質量、大きさ、機能、インターフェース、キーボードの配列などのすべての面のバランスおいて秀でていると考えて選択しました。
ちなみに、購入前は認識していなかったのですが、5G対応モデルにするとGPSなどの位置情報(GPS/Beidou/GLONASS/Galileo/QZSS)も取得できるようになります。ほしい人には刺さりますし、逆の意味で気になる人には気になる機能かもしれません。ちなみに搭載しているモジュールは「Thundercomm TurboX T62M-EA SOM」です。
DJI RS 4 Mini
ちょっと動画をまじめに撮る練習をしてみようかなということで、「DJI RS 4 Mini」のコンボとスマートフォン向けのアダプターを購入してみました。
無印でもProでもなく、今回Miniを選択したのは本体重量が上位2機種よりも大幅に小さく、また積載重量の下限が低く、スマートフォンすら載せられるという特性にメリットを感じたためです。なおかつ価格も抑えられているので、これで経験を積んでから必要に応じてProの購入を検討しようというところでもあります。
というわけで、現時点において無印は検討の対象外となっています。
デメリットとしては積載可能な重量の上限が上位2機種よりも低くなるという点もあります。ただ、積載する予定の構成対象として想定する機材の重量をアクセサリーを含めて計算してみた感じでは問題にならなさそうでした。実際にそうなのかどうかは、これから使いながら検証していきたいポイントです。
まだ少ししか使っていないのであれですが、購入前に想像していたよりも、だいぶ好印象です。カメラとレンズを機器に載せる際の調整をしっかりしておけば、カメラの表示する水準器は、ほぼ緑状態(均衡)になります(キヤノン EOS R5 + RF24-105mm F4 L IS USMとの組み合わせにて確認)。
ただし、1点気になるところがあります。それは本製品のAndroid版のアプリケーションが野良アプリだというところです。このアプリケーションでアクティベーションをしなければ数回しか使用できない(アクティベーションなしでの起動に対して回数の制限がある)ので、iPhoneを使用していないユーザーは、この点を受け入れる必要があります。
DRAMとNANDフラッシュ、ストレージの価格上昇
前述のミニPCの項目でも書きましたが、DRAMやNANDフラッシュなどの価格が上昇しています。個人的に痛いのはHDDの価格上昇や販売制限(数量制限)です。
そろそろNASを追加・更新しようと考えている中で今回の事態に直面してしまいました。なかなか厳しいです。幸い、NASの専用メモリーは以前にありえないほど安くなっていた時に先行購入(衝動買いともいう)していたのですが、それ以外はまったく手つかずというところで悩ましいところです。かつて使用していたNASを現役復帰させるなども含めて、手持ちの機器を再活用するなどの対応をしていくことを考えています。
DRAMとNANDとはHDDの価格上昇の要因と動向は違うのではないか、と現時点では私個人は勝手に思っているのですが、どうなりますでしょうか。
同一グループ企業内における「転職」
今年は同一グループ企業内での異動によって東証プライム市場に上場をしている親会社へと転籍となりました。これによって、これまではソフトウェアやサービスの開発者兼クラウドとオンプレミスを含むインフラ構築担当者だったのですが、それらとはまったく異なる情報システム部門の所属へと変わりました。
求められる役割や視点が、これまでとまったく異なるというところで、だいぶ困惑しているところです。いまはとりあえず与えられた役割を担えるように努力をしているところです。
これが自分にとってやりたかったことなのか、あるいは適性のあることなのか、というところはいささかの迷いを覚えているところでもあります。
x86 Ecosystem Advisory Group
昨年末【「x86 Ecosystem Advisory Group」設立と「X86S」提案の停止について思うこと】というメモを書きました。その中で、セキュリティ関連の機能について以下のように書きました:
ここで重要なのは、これまでAMD64とIntel 64はプラットフォームのレベルで互換性の問題を起こさない範囲で独自の拡張を続けてきたことにあります。これが私がこれらのメモで言及するところの「阿吽の呼吸」です。それでも一部は両社で異なる仕様となっています。特に仮想化技術に関してはIntelの「Intel VT-x」とAMDの「AMD-V」における、ISAレベルでの互換性の無さは「言及するに値する」部分だと考えています。また、近年のx86-64に対するセキュリティー関連の対応における取り組みについては、Intelによる「Intel Flexible Return and Event Delivery(FRED)」とAMDによる「AMD Supervisor Entry Extensions」との互換性のなさについて、これまでも言及してきました。
このように双方による互換性のない実装について懸念をしていたのですが、x86 Ecosystem Advisory Groupにおけるコミュニケーションを経て、Intel FRED側の仕様をAMD側も実装するということで落ち着いたようです。
まとめ
いろいろと書いていたら数時間を消費してしまいました。読み直しや推敲をする時間もなさそうです。とりあえずアップロードしますが、何かあれば修正をするかもしれません…。
更新履歴
2026年1月6日
- 相対的な表現を絶対的な表現に変更しました。
- 表現上の補足と更新、修正を行いました。
- 各種言及している製品へのリンクを追加しました(既存製品のWebページがあるものに限る)。