はじめに
昨晩「ソニー製品の一部でWindows 8.1ではUSB充電できなくなるという話」という記事でソニーが自社製品についてWindows 8.1を搭載したパソコンにおいてUSB充電ができなくなるという問題を告知していることを紹介しましたが、これは別にソニー製品に限定した問題ではない模様なので、別途この記事を書くことにしました。
原因
Windows 8.1で強化された電源管理機能が原因で発生することがあります。この仕様変更は消費電力を削減し、モバイルコンピューターのバッテリー寿命を延ばすことを目的とするものです。
WindowsはHID(Human Interface Device)クラスのUSBデバイスが所定の時間内にWindowsに対して応答をしない場合、該当するデバイスをサスペンドします。サスペンドによって電源が制限されるため、結果として充電が行われません。
解決方法
- コントロールパネルからWindows Updateを開き、オプションの更新プログラムに該当する機器用の更新されたドライバーが存在するかどうか確認し、存在するならばそのドライバーをインストールします。これによって問題が出なくなれば解決です。
- 該当するメーカーの製品サイトにWindows 8.1対応のドライバーあるいは何らかのソフトウェアが配布されていないか確認し、存在するようであればそのソフトウェアの説明通りに作業を行うことで解決するでしょう。
回避策
ドライバーが存在しない場合には、「高度な電源管理」による設定を無効にする方法があります。これについてはの具体的な設定方法はMicrosoftのサポート情報にある「回避策」を参照することをお勧めします。
危険性のある操作のため、記載内容が難しいと感じるのであればこの作業は行わずにメーカーによる対策がなされるまで他の充電手段(Windows 8以前のパソコンに接続して充電するか、純正または別売りの充電キットを使用するなど)を取ることを強くお勧めします。
まとめ
もう少し事前にわかってもよさそうなものですが、結果として発売直前および発売後に問題が発覚してしまって、ドタバタしてしまっているのは残念なことです。早めにこれらの問題が解決し、安心してWindows 8.1へアップグレードできるようになることを期待しています。
2013年10月22日追記
機械翻訳ではなく日本語翻訳がサポートページに適用されたので、その内容をこのメモに反映しました。
※筆者は何も責任を持ちません。