寒すぎて…?

トラブルは突然に

私がメインとして使用しているパソコンのハード・ディスク・ドライブが昨日壊れました。残念なことです。これによって失われるデータはそれなりにあるのですが、それよりもメインのパソコンが起動しなくなったことのほうが私にとって大きなダメージです。

このパソコンの構成は、CPU が Pentium 4、チップセットが i875P であるマザー・ボード Intel D875PBZ、メモリは DDR SDRAM を 2GB、ビデオ・ボードは GeForce FX 5900、ハード・ディスク・ドライブは Seagate の Barracuda 7200.7 120GB(ST3120026AS) です。この構成の特徴的なところは、AGP でありながらストレージ・インターフェースが SATA なところです。丁度 AGP と ATA から PCI Express と SATA に切り替わる途中の構成となっています。

なお、今回のこのメモはサブ・マシンであるノート・パソコンで記述しています。

前兆

実はハード・ディスク・ドライブが壊れる前に、既にビデオ・カードに変調が現れてきていました。これは動作上の問題ではなく、ボード上のファンが大きな音を出すようになっていたというものでした。これはボードを大掃除して埃を綺麗に取り去ることで一時的に問題を解消することができていたのですが、冬になってからまた大きな音を発するようになってきていました。

この状態は精神的によろしくないので、新しいビデオ・ボードを購入するつもりで、少々ショップを散策してみたのですが、結局よさそうなボードを見つけることができずにいました(この連休中に秋葉原で GeForce 7600 GS 搭載の AGP なボードを探したのですが、主要なショップで見かけることはありませんでした)。

そんな状態で、今後の方針をリサーチしてみようと思ってメイン・マシンを起動しようとしたところ、S.M.A.R.T. の警告ができました。「アレ?」と思って起動を続行して、その時は起動できたのですが、その次は起動できませんでした……..。ブートの途中でマウントできないというエラーが出てしまう状態になってしまったのです。仕方が無いので Windows XP をインストールしなおそうとしたところ、フォーマットを行う段階でそれ以上先に行かなくなってしまい、ハード・ディスク・ドライブからは壊れてしまったとき特有の反復するパターンのシーク音が聞こえている状態になりました。これで完全に壊れてしまったと判断するに至りました。

思考

壊れてしまったことは仕方が無いので次へ向けてどうするかを考えなければなりません。まず、ハード・ディスク・ドライブを購入しなければなりません。選択肢としてはオンボードの RAID でミラーリングするのもいいかな、と思ってます。ハード・ディスク・ドライブの中身が壊れると結構ダメージ大きいのは今回の件でも体験した直後ですし…。いまはハード・ディスク・ドライブが安くて、テラ・バイト単位のものを2台購入したとしても現実的な価格で買うことができます。というわけで、RAID 1 でいいのかもしれない、と考えつつあります。

次にビデオ・カードです。本当は NVIDIA の GeForce 7600 GS を搭載したボードにしたかったのです。これは既に ATI(AMD) のチップを搭載したボードを他のマシンで使用しているからです。二大メーカー(実際は三大メーカーで、首位は Intel、2位は NVIDIA、3位は AMD(ATI) なのですが)のチップとそのドライバを動作チェックの対象として NVIDIA と AMD(ATI) を押さえておきたいとの思いからです。しかし店頭には AGP 用としては AMD(ATI) 製のが優勢で、NVIDIA のチップを使用したものは GeForce FX 5200 などの下位製品しか見当たりません。なので妥協して AMD(ATI) 製品にするしかないのかもしれません。というか、そこまでするならマザー・ボードも変えてしまって、CPU も変えて、メモリも変えて…という気もしなくはありません。しかしながら、どう考えてもコスト的に大きなことになるので今回は避けようかと思います。これについては別の機会にきっちりと検討をしてから実行に移したいと思います。

さらに重要な判断を必要とする事項があります。それは次に使用する OS です。クラッシュ前の環境は当時(2003 年)最新であった Windows XP の Professional を使用していました。しかし今回は OS の選択肢として Windows Vista と Windows XP の2種類があります。本来であれば最新の Windows Vista を選択したいところではあるのですが、私の使用しているいくつかのアプリケーション・ソフトウェアが Windows Vista や Internet Explorer 7 に対応していないものがあるのです。これを解決しなければ完全な移行は不可能なのです。これらのソフトウェアは最新バージョンへアップグレードをすればいいのですが、それには金銭的な負担が伴います。トータルで30万円〜40万円ほどかかるのです。これは簡単に支払える金額ではありません。

しかし、Windows Vista にはそれを選択する理由が十分にある OS であるとも思っています。なのでできれば Windows XP ではなく、Windows Vista へのアップグレードを実施したいところではあります。

こういった事情をあれこれ考えて、私はひとつの結論に達しつつあります。現状で考えているシナリオはこうです。Windows Vista を採用し、動作しないソフトウェアは Virtual PC の中で使う、というものです。Virtual PC はクリップ・ボードの共有も行えますし、このような移行でも大きな問題は生じないのではないかと思えるのです。実際にやってみる価値はあるのかなぁ、と思うのですがどんなもんでしょうか(そして、その後、お金を手配できたものからアップグレードを行い、メイン OS 上へ移行していくのです)。Windows XP のライセンスは既にあるわけですし、さらなる投資は Windows Vista のみです。うまくいけないかなー、とあれこれ考え中です。これもシナリオのひとつであって、まだ決断しきれていません。

影響

今回のメイン・マシンが壊れたことによる、私以外への影響について説明したいと思います。

ハード・ディスク・ドライブの破損によって取り返せなくなったデータは、某オンライン・ゲームのプレイに関するログとスクリーン・ショットの一部(動画については保全できています)と、ソフトウェア開発環境、メールのやり取りに関するデータの一部(最近のものは失われました)です。このサイトで公開しているソフトウェアやドキュメントに関連する情報は失っていません。したがって、今回の件によるこのサイトへの大きな影響は、メイン・マシンがクラッシュしたことによって私が作業するマシンが無くなったことでのアクティビティの低下のみとなりそうです。元々低いという指摘はしないでください (^^;

壊れたハードウェアについて

一応書いておきたいと思います。今回壊れたハード・ディスク・ドライブですが、これが悪いものであったとは思っていません。4〜5年も使っていれば壊れるのは当然であろうと思います。これはハード・ディスク・ドライブよりも若干短い期間であるビデオ・カードについても同様です。寿命を全うするまで動いてくれたものと考えています。

原因

私の部屋は実に温度変化に富んでいます。この季節はエアコンや各種家電を切った状態で10度〜13度程度になります。この状態からそれぞれスイッチを入れて使われるマシンには温度変化による負荷をかけているだろうと思います。しばらくすると室温は20度〜25度程度になります。

だからこそこの時期にいろいろと壊れちゃうのでしょうね。困ったものです。パソコンのために温度を一定にするためとしてエアコンを誰もいない間もかけっぱなしにするわけにもいきませんし….。

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