はじめに
またまた小ネタです。今回はネットゲームで不正ツールを使うことについてを書いてみたいと思います。ここで言う不正ツールとは、ベンダーが提供する公式のクライアントソフトウェアではないクライアントソフトウェアあるいは、ベンダーが提供する公式のクライアントソフトウェアに干渉して動作するソフトウェアのうち、ベンダーが使用を認めていないものを指します。
不正ツールを使うということ
不正ツールを使用することで、本来のクライアント・ソフトウェアではできなかったことを実現し、結果としてサーバーのデータに影響を与えると(それが自動的に操作して結果を得るようなものを含む)、その行為そのものが刑法の電子計算機損壊等業務妨害罪にあたるのではないかと私は考えています。以下にこの条文を引用します。
人の業務に使用する電子計算機若しくはその用に供する電磁的記録を損壊し、若しくは人の業務に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与え、又はその他の方法により、電子計算機に使用目的に沿うべき動作をさせず、又は使用目的に反する動作をさせて、人の業務を妨害した者は、五年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
このように、不正ツールによって不正な結果を得ることは明らかにこの条文に違反していると見ることができるのではないでしょうか。
まとめ
不正ツールを使う人は、そのことを非常にカジュアルに考えているようですが、実際にはとてもリスクの高い行為であるということを自覚する必要があるでしょう。
私は法律の専門家ではありません。実際にどうであるのか最終的な判断を必要とする場合には法律の専門家に相談してください。あくまでもこの見解は私のメモ的なものにしか過ぎません。