一つ前のコラムで紹介した記事のほかにIT ProにもNTTコミュニケーションズによるiモード代替サービスの記事が掲載されています。この記事は他社の動向にも触れており、非常に興味深いのですが、何故かこの記事にも不適切な部分があります。それは“ユーザーは月額300円のiモード使用料の代わりに,モバイルウィングの利用料と,NTTドコモに対して携帯電話のパケット通信を利用するための「デュアルサービス・ライトプラン」(月額150円)を契約する必要がある。”という部分です。
これをそのまま読むと、
- iモードの利用料金は月額300円。
- モバイルウイングの利用時は上記の料金ではなく「デュアルサービス・ライトプラン」(月額150円)とモバイルウィングの料金が必要。
と読めますが、実際にはiモードの利用料金(付加機能使用料)は月額150円、これに上記のライトプランの月額150円が加算されて合計月額300円となっています。このため、iモードからモバイルウィングに移行する際に、iモードを解約しないのであればモバイルウィングの料金がそのまま加算され、そうでなければiモード利用料金月額150円がなくなり、そこにモバイルウィングの料金が加算されることになります。ちなみにFOMAの場合、パケットの使用に関して基本料金が設定されていないため、iモード使用料月額150円のみが話に関わってきます。さらに言及すると、以前はiモード使用料は月額100円だったのですが、ムーバの料金がライトプラン月額150円+iモード使用料月額150円に改定されるのとタイミングを同じくして月額150円へ50円値上げされました。このときに理不尽だなぁ、と思った覚えがあります(^^;>私
というわけで何故かこの話題に関する記事には不正確な内容が多いというコラムでした。もしかするとこのコラムにも何かあるかもしれません(ぉぃ