以前(7年前の2015年)、Intel Quark SoC X1000シリーズで動作周波数400 GHzとかキャッシュ16 MBとかいう表記になっていたことを茶化したことがありました:
「x86/x64」カテゴリーアーカイブ
ASCII.jpに掲載のIntel Quarkに関する記事を読んで思うこと
はじめに
AMD Ryzen 7000シリーズの性能について知りたいことがあって検索していて、その検索先で大原雄介さんによる「ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第666回 CPU黒歴史 思い付きで投入したものの市場を引っ掻き回すだけで終わったQuark」という記事が目に入りました(以下、「該当記事」とします)。
当時、Intel Quark/Edison/Galileo/Curie/Jouleなどについていろいろと当サイトで書いていた私にとっては懐かしい話題です。この「さかきけいのメモ」を検索してみたところ、本メモを書いている時点において少なくともこれまでにQuark関連について90本も書いていました。そういったこともあり、該当記事を興味深く読みました。
さらに言うならば、Intelとの間でNDA(Non-Disclosure Agreement、秘密保持契約書)にサインすることなくIntel Quarkに関する情報を収集して発表をしていた一般人として、日本でトップクラス(自称)の情報量を誇る私「さかきけい」が、どのように該当記事を読んだのかということを書いてみたいと思います。
Intelがメインストリーム向け6コアのCPUを発表
Intel Corporationは日本時間の本日付でCore i9-7980XEなどの上位製品とともにCore i7-8700Kなどのメインストリーム向けの製品を発表しました。
個人的には前者の18コアは多すぎて活用できる気がしないのと、1999ドルは高すぎて手が出ない、また手持ちのソフトウェアの多くが他コアよりも高クロックの方が効くということもあって、359ドルが想定されている6コアの後者製品に興味を持っています。
【速報】日本におけるIntel® Joule™ 570x Developer Kitの販売開始は今週から来週にかけて
速報ということで短い更新です。
本日2016年10月11日に開催された「インテル(R) ソフトウェア・カンファレンス 2016 東京 Day 1」における「トラック B: Internet of Things」の「B-1:新時代を開く IoT デバイス、インテル® Joule™ の概要」において、「インテル株式会社 ニュー・テクノロジー・グループ プロダクト・マーケティング・マネージャー 三津江 敏之」氏より、日本国内での「Intel® Joule™ 570x Developer Kit」の発売が今週中あるいは来週中になるとの発言がありました。
IntelがIoT向け新プラットフォーム「Intel Joule」シリーズを発表
はじめに
もう半月ほどの前になりますが、Intel Corporationは日本時間の2016年8月17日(水)に「Intel Joule」シリーズを発表しました。このIntel Jouleシリーズに関連する、これまでの製品には「Intel Galileo(コードネーム「Kips Bay Fab.D」)」および「同Gen 2(コードネーム「Kips Bay Fab.H」)」、「Intel Edison(コードネーム「Bodega Bay」)」があります。
このIntel Jouleシリーズについて現時点で判明している情報をまとめてお伝えしたいと思います。
危ない橋を渡るAdvanced Micro Devices(AMD)
はじめに
Advanced Micro Devices(以下、AMD)は危ない橋を渡ろうとしているように見えます。この橋はすでにくすぶっていて煙がもうもうと上がっている状態だというのが適切でしょう。なぜそのように思えるのか、そのことについて書いてみたいと思います。
久しぶりにノート・パソコンを買った話
はじめに
そろそろ新たなノート・パソコンがほしいと考えながらいろいろと見ていて、ようやく購入まで踏み切りました。長かったです…。そのことについてちょっと書いてみたいと思います。
※実際に購入したのは1月なのですでに4か月近くたってしまっていますが。。。
Intel Quark microcontroller D1000のCPUはIA-32ではない
はじめに
Intel Quark microcontroller D1000(コードネーム:Silver Butte)に搭載されたプロセッサー・コア、いわゆるCPU部分については「33 MHz 32-bit Harvard architecture tailored for MCUs(さかきけい意訳:MCUに適合させた 33 MHz 32-bit ハーバード・アーキテクチャー)」であるとされており、それがIntel Quarkであるとか、IA-32やPentium互換であるといった記載がありません。なぜそうかというと、このプロセッサー・コアはIA-32ではないからです。
Intel Corporationは用途に合わせる形で、従来固守してきたIA-32ではない別種の命令セット・アーキテクチャーを生み出しました。
このメモではその内容について簡単に解説したいと思います。
Intel Quark microcontroller D1000/D2000/SE SoCの仕様概要
はじめに
Intel Corporationが2015年11月2日付け(アメリカ、カリフォルニア州サンタクララ:現地時間)で「New Intel IoT Platform Makes More ‘Things’ Smart and Connected」というニュース・リリースを掲載しました。
このメモでは、このリリースの中で触れられている「Intel® Quark™ microcontroller D1000」「Intel® Quark™ microcontroller D2000 for IoT solutions」および「Intel® Quark™ SE microcontroller」の仕様について概要をまとめてみたいと思います。
Intel Quark Microcontroller D1000について
はじめに
2015年4月、Intel Corporationの発行する一部の文書で初めてその存在が明らかになった「Intel Quark Microcontroller D1000(コードネーム「Silver Butte」)」という製品があります。この名称からわかるように、Internet of Things(IoT)に向けたIntel Quark系の一種です。
8月に入ってからは製品に関するデータ・シートやユーザー・ガイドなどのドキュメントが公開され始め、その内容が明らかになってきてはいるのですが、なぜかあまり注目されていないようで、日本語で紹介するページも少ないようです(2015年10月25日17時半現在、Googleでの検索では1ページも引っかかりません)。
今回のメモは、このIntel Quark Microcontroller D1000に関して書いてみたいと思います。