ネットワーク」カテゴリーアーカイブ

ネットワークに関するカテゴリーです。

Internet of ThingsはIPv6を普及させるものなのか?

「モノのインターネット」が、IPv6 普及を推進させるインターネットコム”を読んだのですが、いまいちIPv6の普及を推進させるとは思えませんでした。IPv6がInternet of Things(IoT)に有用であることに異論はありませんが、必須条件ではないと考えます。というのも、現在のネットワークは残念ながらIPv4が優勢です。完全にIPv6だけのIoT対応デバイスなど、成立できないでしょう。IPv4をトンネルしてその先でIPv6を使用する方法もありますが、そうであるなら別にIPv4であっても構わないはずです。

この記事では、CiscoのCTOであるDavid Wardさんの発言として以下のように記載しています:

Ward 氏は IoT の実現には、IPv6 の普及が不可欠なものとなると述べた。IoT 時代が本格的に到来すれば、その数はモバイルデバイスの比ではなくなる。これにインターネットが対応するには、IPv6 を利用するしかない。

世の中のInternetに接続するコンピューターの台数はすでにIPv4のアドレスを大幅に超えています。それでもなんとかなっているのは、プライベートアドレスを使うという運用が行われているからです。同様にIoT対応デバイスに対してプライベートアドレスを振るという運用は十分考えられるでしょう。実際問題として、IoT対応デバイスに対してIPv6アドレスを振るメリットは、いうほどないのではないかと思います。

世の中すべてがIPv6になれば、自動的にIoTもIPv6になるとは思いますが、IoTのためにIPv6の時代が来るというのはどうにも論理的ではないと思います。いずれ来るであろう、IPv6時代に向けて、IoTもIPv6対応が必要だ、というくらいなのではないでしょうか?

BIND 9.x Windows版とWinSock 2の関係

Windows版のBIND 9.xでのみ発生する、意図しないアクセス許可をしてしまう問題についての記事が出ていました:

後者のページが詳しいのですが、簡単にまとめると「WinSock 2はWinSock 2であってBSDソケットではない」という一語に尽きるかと思います。WSAIoctlというAPIは、WinSockに固有のAPIであり、この仕様はWinSockに固有であるわけです。そのため、今回は255.255.255.255のときの値が、BINDの作成者が期待していたとのと異なる関係で問題が生じてしまったというケースです。

WinSock 2はBSDソケットだと思って使っていると、微妙に互換性がない部分があります。注意しないと今回のように危ないことも起こりえるわけです。

なんというか、こういう微妙な差異で、正常系では問題なく動いてしまっているとなかなか気づきにくい不具合ですよね。

Internet of Things(IoT)での通信を意識するBluetooth 4.1規格をリリースへ

Internet of Things(IoT)では、それぞれのデバイスがネットワークに接続される手段が必要です。その手段として、Bluetooth 4.1規格を整備したという発表をBluetooth SIGが行いました:

続きを読む

NTTが10ギガビット/秒の光ファイバーによるサービスを来年度から導入予定

少し前ですが、NTTが光を増速して10ギガビット/秒のサービスを行うことができる新装置を公開したとのニュースが出ていました:

続きを読む

官民共同の不正サイトへのアクセス時の注意喚起ページ表示実験

総務省が中心となって、不正サイトへのアクセスを表示する前に注意喚起ページを表示する実証実験をするという記事が出ていました:

続きを読む

ギガビットEthernet対応のリピーター?ハブ「FXG-05RPT」

少し前になりますが、プラネックスコミュニケーションズよりギガビットEthernetまで(10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T)対応のリピーターハブ「FXG-05RPT」発売のニュースが出ていました:

続きを読む

10ギガビットEthernet搭載マザーボード GIGABYTE「GA-6LXGL」

秋葉原のPCパーツショップでおなじみのGIGA-BYTEが10ギガビットEthernet(以下、10GbE)を標準搭載したATXマザーボードを発表しました:

続きを読む

アメリカNSAによる標準規格の脆弱性汚染の可能性

中田 敦さんによる日経ITproの記事「拡大する「バックドア」問題、RSAが暗号ツールへの注意を呼びかけ」によると、米NSA(アメリカ国家安全保障局)によって、標準規格にバックドアが仕込まれた可能性があるため、米NIST(国立標準技術研究所)が乱数生成アルゴリズムの技術標準「Dual_EC_DRBG」を使用しないように呼びかけているというとのことです。

続きを読む

市販ブロードバンドルーターにおけるオープンDNSリゾルバー問題

市販のブロードバンドルーターにおけるオープンDNSリゾルバー関連の記事がありましたので紹介します:

続きを読む