IrShot for Windows

はじめに

IrShot for Windowsはパソコンに内蔵あるいは接続された赤外線ポートを通じてNTTドコモの504iS以降の各シリーズおよびFOMA N2051、FOMA N2102V、FOMA N2701、FOMA F2051、FOMA F2102V、FOMA P2102VおよびFOMA 900i以降の各シリーズ、mova P504i、ソフトバンク モバイル(旧J-フォン/Vodafone)のJ-N51およびJ-SH53/V601SH、KDDIおよび沖縄セルラー電話によるauサービス向けA1402S等と画像、映像および音楽データの交換をWindowsパソコンとの間で行うためのソフトウェアです。赤外線による送信および受信の双方を行うことができ、このソフトウェアを仲介して直接通信が行えない機種との映像および画像の交換を行うこともできます。

また赤外線のほかにシリアルポートでの通信に対応した携帯電話にも対応しています(現在はβ版でのみ対応)。

Windows上で動作するJava向けOBEX通信ライブラリに添付していたIrShotの機能アップを図り、Windowsネイティブアプリケーションとして作成しなおしたのが本ソフトウェアです。IrShot for Windowsは、Windows向けのネイティブアプリケーションです。このためOBEX通信ライブラリに付属していたバージョンと異なりJava実行環境を必要としません。

このページではこのIrShot for Windowsの紹介と配布を行います。

実行環境と対応フォーマット

IrShotを動作させるためには以下の条件を満たす環境が必要です。なお、下記環境は必要最低限であり、快適に使用するには多少余裕のある環境を用意することをお勧めします。なお、Internet Explorerのコンポーネントに依存しているため、同ソフトウェアを完全に削除した環境では動作しません。

必須動作環境
OS Windows2000/XPを推奨、Windows98/98SE/Me/XP x64 Edition/Vistaでも動作します。
CPU OSが要求するスペックを満たすもの
メモリ OSの要求する容量を除いて10MB程度
ビデオカード 640×480以上で65536色以上の表示が可能なもの
ハードディスク 300KB + データを保存するために使用する容量
IrDAデバイス WindowsがIrDAデバイスとして認識するもの(CIRおよびConsumer IRとして認識されているものは不可)。
携帯電話 NTTドコモ向けiショット&赤外線通信対応端末およびFOMA F2051、FOMA F2102V、FOMA N2051、FOMA N2701、FOMA N2102V、FOMA P2102V、mova P504i/iS、ソフトバンク モバイル向けJ-N51およびJ-SH53/V601SH、au向けA1402S
映像再生 (オプション) FOMAの映像再生には別途the 3rd Generation Partnership Project (3GPP)策定MPEG4フォーマット(MPEG4 + AMRなど)に対応したソフトウェアが必要です。送受信のみで再生を行わないのであれば必要ありません。

対応しているフォーマットとタイプは以下のとおりです。

機種別対応フォーマット一覧
キャリア 機種名 NTTドコモ標準フォーマット メーカー独自フォーマット
MP4 GIF JPEG MFi SMF MP4 GIF JPEG MFi SMF BMP
NTTドコモ FOMA N2051/N2701 × × × × × ×
FOMA N2102V FOMA N900i/N900iS/N900iL/N900iG/N901iC/N901iS/N902i FOMA N700i/N701i ×
FOMA F2051 × × × × × ×
FOMA F2102V FOMA F900i/F900iT/F900iC/F901iS/F902i FOMA F700i/F700iS(※1) ×
FOMA P2102V × × × × × ×
FOMA P900i ×
FOMA P900iV/P901iS/P902i/P903i FOMA P700i/P701iD ×
FOMA D900i/D901i/D902i FOMA D700iWM FOMA SH900i/SH901iS/SH902i FOMA SH700i/SH700iS FOMA SO902i FOMA SA700iS × × × × × ×
mova N504iS/F504iS/D505i/SO505i/SH505i × × × × × × × × ×
mova P504i × × × × × × ×
mova P504iS × × × × ×
mova D505iS/D506i mova SO505iS/SO506iC/SO506iS mova SH505iS/SH506iC mova N505iS/N506i(※2) × × × × × × × ×
Vodafone J-N51(※3) × × × × × × × × × ×
J-SH53(※3,※4) × × × × × × × × ×
V601SH(※3) × × × × × × × × × ×
KDDI 沖縄セルラー電話 au A1402S(※3,※4) × × × × × × × ×
○ 使用できる。 △ 動作確認を行っていないが使用できる可能性があると思われる。 □ 動作確認を行っていないがおそらく使用できないと思われる。 × 使用できないと判明している。
※ 未発売の機種を含む、作者がテストしていない機種は全て同一メーカー他機種仕様からの推測です。 ※ その他のFOMA 900iシリーズ以降各機種は上記表の該当機種から同一メーカー下位機種と同等であろうと推測します。 ※ FOMA 903iシリーズ以降およびNTTドコモ以外向けの赤外線通信対応各機種ではダイレクトモードでファイルを送信することで対応可能な機種が多数存在します。 ※1 メーカー独自フォーマットはFOMA F2051相当で生成します。 ※2 日本電気製端末がFOMAで採用しているメーカー独自フォーマットをサポートしているか否かは検証していません。 ※3 動作確認を行っていませんが、動作すると報告をいただいています。 ※4 ダイレクトモードで送受信を行います。

作者は以下の環境で動作確認を行いました。

作者の動作確認環境
OS Windows XP Professional / Service Pack 2 Windows 2000 Professional / Service Pack 3 Windows Vista Ultimate / Release Candidate 1 Windows XP Professional x64 Edition
IrDAデバイス リンク・エボリューション製 IrSTICK(旧Sigmatel Inc社製チップ採用) 株式会社クエスト製 USB IrDA(KC Technology, Inc社製チップ採用)
マシン Intel D875PBZ / Pentium 4 2.60C GHz / RAM 2GB NEC LaVie RX / PentiumM 1.60GHz × 1/ RAM 512MB SUPERMICRO PIIIDRE / Pentium III 933MHz × 2 / RAM 512MB IBM ThinkPad s30 / PentiumIII 600MHz × 1 / RAM 256MB Intel D915GEVLK / Pentium4 630(3.0GHz) x 1 / RAM 2GB
携帯電話 mova P504i、mova P504iS、mova P505i、mova N504iS、mova N505i、mova F504iS、mova F505i、mova D505i、mova SO505i、mova SH505i、FOMA F2051、FOMA F2102V、FOMA N2051、FOMA N2701、FOMA P2102V、FOMA F900i、FOMA N2102V、Vodafone V601SH、FOMA N901iS、FOMA P902i、FOMA P903i、その他。

※ソフトバンク モバイル J-N51とJ-SH53、au A1402Sは動作テストしていません。理論的に動作するものと思われますが未確認です。いずれも動作報告はいただいています。
映像再生連携 Philips Digital Networks社製 Platform 4 PC player

使用条件

IrShot for Windows(以下、本ソフトウェア)は以下の条件でのみ使用することができます。条件に同意できない場合は本ソフトウェアを使用することはできません。

  • 使用条件は以下の方法で明示されますが、内容が異なる場合はより限定的な条件を優先することとします。
    • セットアップ中に表示されるライセンス条項
    • ダウンロードページで示す使用条件
    • 本ソフトウェア付属のドキュメントの使用条件
  • 使用目的は個人用途に限ります。個人用途とは具体的に以下の条件を全て満たすことを指します。
    • インストールする先のパソコンは使用者個人が所有するものであること。
    • パソコンの所有者以外が本ソフトウェアを使用しないこと。
    • 本ソフトウェアを使用する対象の携帯電話は使用者個人が所有しているものであること。
  • 本ソフトウェアの動作保証は一切ありません。
  • 本ソフトウェアは使用者の自己責任によってのみ使用することができます。使用した結果、何らかの損害を生じたとしても作者(さかきけい)は一切責任を負いません。
  • 本ソフトウェアおよび本ソフトウェアに付属するドキュメント、画像等(以下、本パッケージ)の全体あるいは一部を作者(さかきけい)の許可を得ずにいかなる手段を用いても転載および再配布等を行うことを禁じます。
  • 本パッケージの著作権は さかきけい が所有しています。使用者に対して各種権利等が移転することはありません。
  • 本ソフトウェアはNTTドコモやソフトバンク モバイル、対応端末メーカーおよび本ドキュメント中で紹介しているソフトウェアの開発元であるフィリップスならびに作者の勤務先とは一切関係がありません。本ソフトウェアに関連した質問(動作確認や正常動作しない場合の質問等を含む全ての内容)をNTTドコモやソフトバンク モバイル、KDDI、沖縄セルラー電話、対応端末メーカーおよびフィリップスならびに作者の勤務先に行うことを禁じます。

ダウンロード(正式版)

上記の使用条件に同意する場合に限り、IrShot for Windowsをダウンロードすることができます。なお、セットアップ時にも再度ライセンス条項が表示され、これに同意する必要があります。使用条件に同意してIrShot for Windowsをダウンロードする場合は以下のリンクをクリックしてダウンロードを開始してください。ファイルサイズは約800KBです。

使用条件に同意してIrShot for Windowsをダウンロードします。

使用方法はIrShot for Windowsを起動し、F1キーを押すことで表示されます。オンラインでドキュメントを読む場合はこちらを参照してください。

ダウンロード(β版)

上記の使用条件に同意する場合に限り、IrShot for Windowsをダウンロードすることができます。なお、セットアップ時にも再度ライセンス条項が表示され、これに同意する必要があります。使用条件に同意してIrShot for Windowsをダウンロードする場合は以下のリンクをクリックしてダウンロードを開始してください。ファイルサイズは約825KBです。

正式版と0.20β1版の主な差は以下の通りです。

  • FOMAを前提としたシリアル送信機能を実装しました。
  • テストはほとんどしていません。正式版より高いリスクがあります。

0.20β1と0.20β2の差は以下の通りです。

  • シリアルポートの列挙処理に問題があり、不適切なポートを拾うことがあった不具合を修正しました。
  • Windows Vista Ultimate RC 1でシリアルポートの解説文字列が不適正な内容になる問題に対応しました。

0.20β2と0.20β3の差は以下の通りです。

  • 赤外線通信関連のコードを見直しました。
  • 見直したついでに通信先のデバイス名を取得できるようにしました。
  • 取得できる様になったのでそれを赤外線による送受信中に表示するようにしました。
  • GUI関連でおかしなところが複数あったのを修正しました(押せない×ボタンなどが表示されないようになりました)。

使用条件に同意してIrShot for Windowsをダウンロードします。

使用方法はIrShot for Windowsを起動し、F1キーを押すことで表示されます。オンラインでドキュメントを読む場合はこちらを参照してください。

注意

IrShotは赤外線ポートを占有するソフトウェアと競合します。例えばWindows2000およびXP、VistaではデフォルトでInfrared Monitorサービスが赤外線ポートを使用します。このため、IrShotはこのサービスが動作していることを確認すると、送受信の前に停止し、送受信後に再度開始する操作を行います。ただし、Vistaでは停止を行うことができないため、実行権限に関わらずサービスの停止を行うことはありません。事前にInfrared Monitor serviceを手動で停止してください。


Windows98の場合は以下の設定になっていることを確認してください。

  • 「マイコンピュータ」を開き「赤外線の送受信側」というアイコン表示があることを確認します。
  • 続いて「コントロールパネル」を開き「システム」のアイコンを開いて「システムのプロパティ」を表示します。そして「デバイスマネージャ」のタブを選択し「種類別に表示」状態で「赤外線」という項目に「赤外線通信デバイス」が存在していることを確認します。
  • 再び「コントロールパネル」に戻って「赤外線モニタ」のダイアログを開き、「オプションタブ」を選択して「赤外線通信を可能にする」のみにチェックを入っており、同タブ内の他の項目のチェックが全て外れていることを確認します。

筆者は上記の設定になっているWindows98 Second Editionで動作を確認しました。

映像再生の連携について

IrShot for Windowsは受信したFOMAの動画を外部ソフトウェアに渡す機能を持っています。現在のところ、Philips Digital Networksが配布しているPlatform 4 PC playerをインストールした環境で、同ソフトウェアに受信した映像を渡すことができることを確認しています。このソフトウェアをIrShot for Windowsを実行する対象のパソコンにインストールしておく(拡張子3gpに関連付けが必要)ことにより、FOMAから映像ファイルを受け取った際にシームレスに再生を開始することができます。

今後登場するであろう、他のソフトウェアとも同様に連携できるものと思います。詳しくは付属のドキュメントを参照してください。

最後に

このソフトウェアを公開することで簡単に携帯電話と赤外線通信を行えるお手伝いができたのではないかと思います。少しでも皆様のお役に立てば嬉しいです。

更新履歴

  • 2003/02/16 IrShot for Windows version 0.00β1
    • 一般公開初版(β版)です。
    • 今後の予定としては以下の機能を検討しています。
      • 連続受信機能。
      • 連続送信機能。
      • 対応フォーマットの拡大。
    • ただし、現在比較的多忙であるため今後の展開は非常に遅くなると思います。
  • 2003/03/03 IrShot for Windows version 0.00β2
    • 一般公開2版(β版)です。
    • パナソニック・モバイルコミュニケーションズ(旧松下通信工業)製mova P504i/iS専用スクリーンフォーマットの送受信に対応しました。なお、アニメーションスクリーンには送受信とも対応していません。
    • ファイル名が著しく長い場合に不適切な処理(クラッシュするわけではありません)を行う可能性があった不具合を修正しました。
    • OBEXクライアント処理の一部に不具合があり、不適切なパケットを送信することがあったのを修正しました。
    • ウインドウの再描画がスムーズになる(ちらつかない)ように変更しました。
    • その他プログラム全体におよぶ修正を行っているため、新たなバグを作りこんでいる可能性があります。
  • 2003/03/11 IrShot for Windows version 0.00β3
    • 一般公開3版(β版)です。
    • Windows2000/XP系において、サービスを直接操作してInfrared Monitorサービスを停止するコードを追加しました。ただし、このコードとInfrared Monitorサービスは必ずしも適合していないようで、安定してサービスの操作を行えないことがあります。このため特に理由がない限り、従来と同様にあらかじめInfrared Monitorサービスを停止することをお勧めします。
  • 2003/03/15 IrShot for Windows version 0.00β4
    • 一般公開4版(β版)です。
    • FOMA P2102Vに対応しました。
  • 2003/04/16 IrShot for Windows version 0.00β5
    • 一般公開5版(β版)です。
    • FOMA N2051、FOMA F2051、FOMA P2102V、mova P504i/iSにてiメロディおよび標準MIDIファイル(mova P504i/iSを除く)のサポートを追加しました。
  • 2003/05/23 IrShot for Windows version 0.00β6
    • 一般公開6版(β版)です。
    • mova D505iからの赤外線受信で一部情報が欠落する問題に対応しました。
    • 大きなデータの送信時にデータの作成に非常に時間がかかることがある問題を解消しました。
    • データの送信時に赤外線通信で相手を見つける処理に問題があったのを修正しました。
    • 一部Exifが含まれるJPEGファイルを他形式に誤認することがある不具合を修正しました。
    • MIDIファイル時に文字がウインドウからはみ出るため、デフォルトのウインドウ幅を多少増やしました。
    • 100万画素級カメラ搭載の505iシリーズに対応するため「表示(V)」→「2倍(2)」および「4倍(4)」を指定できる解像度を制限するように仕様変更しました。
  • 2003/06/23 IrShot for Windows version 0.00β7
    • 一般公開7版(β版)です。
    • BodyおよびEnd-Of-Bodyヘッダを含むパケットを受信した際の処理を高速化し、データの実効転送速度を最大で5~10%程度向上させました。転送するデータサイズが大きいほど効果が大きくなります。
    • OBEX処理の一部に不具合があったため、それを修正しました。
    • FOMA N2701を意識した表示に変更しました。
    • 日本でのLZW特許有効期間がが思っていたより1年長かったため、その部分の表記を変更しました。
    • ドキュメントの各種スクリーンショットをWindowsXPによるものに変更しました。
    • 次のバージョンでOBEX処理や送受信処理の変更を行います。また多少不安定になるでしょう(^^;
  • 2003/07/03 IrShot for Windows version 0.00β8
    • 一般公開8版(β版)です。
    • FOMA F2102Vに対応しました。
  • 2003/10/05 IrShot for Windows version 0.00β9
    • 一般公開9版(β版)です。
    • IrShot内のメッセージ中でLZWの特許が「2003年6月20日」に切れるというものが残っていたのを修正。
    • 受信処理を変更し時々パケットの受信に失敗することがあるのを修正したつもりです。
    • Vodafone J-N51の画像送受信をサポートしました。ただしPNG形式は諸事情によりサポートを見送りました。
    • JPEG画像を形式変換せずにダイレクトに送受信する方式に対応しました。これによりVodafone J-SH53に対応可能になったと思われます。
    • 特にこのバージョンで問題が発生しないようであれば次のバージョンはVersion 0.00正式版にする予定です。その上でVersion 0.01βシリーズを開始します。
  • 2003/12/06 IrShot for Windows version 0.00β10
    • 一般公開10版(β版)です。
    • ダイレクト送信で一定以上の大きさのファイルを送信しようとするとバッファオーバーフローを起こしてクラッシュする不具合を修正しました。
    • Vodafone J-N51のデジカメ形式に対応しました。送信時にはJPEG形式とデジカメ形式を選択できるようにしました。
    • 諸事情で公開が遅れました m(__)m
  • 2003/12/31 IrShot for Windows version 0.00β11
    • 一般公開11版(β版)です。
    • iショット形式で画像を送信する際にUTCフォーマットで日付を作りながら値そのものはローカルタイムであったため、撮影日時が9時間(ロケールが日本の場合)ずれる不具合を修正しました。
    • 複数回受信を行った際に不正な処理をする可能性があった潜在的な不具合を修正しました。
    • 2003年最後のリリースになります。来年もよろしくお願いします。
  • 2004/07/16 IrShot for Windows version 0.00β12
    • 一般公開12版(β版)です。
    • しばらく間が空いてしまってすみませんでした。しばらくFINAL FANTASY XI ONLINEをプレイしていました。プレイが一区切りついた(ジラートミッションのコンプリート、現時点での最高レベルであるレベル75への到達、初期所属国のミッションランク10到達等)ので、これからはプライベート時間をソフトウェアの開発やWebページの更新にまた充てられると思います。
    • 特許権の問題が解消されたと思われるため、GIFフォーマットのサポートを追加しました。
    • GIFフォーマットを使用可能なのは以下の形式です。
      • iショット
      • FOMA F2051
      • mova P504i/iS
      • FOMA N2051/N2701
      • FOMA P2102V
      • FOMA F2102V
      • Direct
    • 次回のバージョンアップではMP4形式のサポートを拡張します。
    • au A1402Sと通信可能であることが判明したため、マニュアルに関連する事項を追加しました。
  • 2004/07/21 IrShot for Windows version 0.00β13
    • 一般公開13版(β版)です。
    • FOMA 2102Vシリーズ(P2102Vを除く)、900iシリーズでサポートが開始されたNTTドコモ標準(iショット共通)フォーマットによるMP4ファイルの転送に対応しました。送受信ともに行うことが出来ます。
    • 上記機種及び505iSシリーズ以降でサポートが開始されたNTTドコモ標準(iショット共通)フォーマットによるiメロディ&標準MIDIファイル(FOMAのみ)転送フォーマットに対応しました。これも送受信ともに行うことが出来ます。
    • MP4形式ファイルの情報を表示した際に、映像の高さおよび幅をドット単位で表示するようになりました。
    • FOMA F2102Vの扱いをFOMA F2051と統合しました。
    • 送信設定ダイアログの「送信形式」を「送信フォーマット」、「Direct(D)」を「ダイレクト(D)」にそれぞれ変更しました。
    • Vodafone V601SHで動作確認をしたため、その点をマニュアルに記載しました。
    • 上記変更点を踏まえてドキュメントの記述と一部スクリーンショットを変更しました。
    • 機種別対応フォーマット一覧をドキュメントに追加しました。
    • 送信形式(送信フォーマット)で従来「iショット」と呼んでいたものを「NTTドコモ標準」あるいは「NTTドコモ標準フォーマット」と呼ぶように変更しました。
    • 現在用語の統一が一部取れてなません。今回少し修正しましたが、今後も修正を加えていきたいと思います。
  • 2004/07/22 IrShot for Windows version 0.00β14
    • 一般公開14版(β版)です。
    • ダイレクト送信でファイル名が入力できない不具合を修正しました。入力したファイル名をOBEXのNameヘッダにそのまま入れて送信するため、ターゲットとなるデバイスにあわせて適切なものを入力してください。例えばVodafone J-SH53/V601SHではJPEGを送信する場合には拡張子を必ずJPGにしなければなりません(そうしないとetcフォルダに入ってしまいます)。
    • 機種別対応フォーマット一覧を修正しました。明らかに間違っているというよりは誤解を招く形になっていたので、○と×だけではなく、◎や△、□を導入してより具体的にしてみました。
    • 大きな問題がなければこのバージョンを0.00シリーズの最終βにしたいと思います。0.00シリーズをリリース後は0.10シリーズのβリリースを開始します。0.10で予定している変更点は以下の通りです。
      • OBEX処理を新しいものと入れ替えます。
      • FOMAとの接続において、新たにUSBケーブルによる有線転送のサポートを追加します。
      • 赤外線で携帯電話へデータを転送する際にタイミング的にシビアな面があるのを、OBEXライブラリ付属のJava版の時のように簡単に転送できるようにします。
      • 機種限定でフォルダ丸ごとの転送をサポートするかもしれません(しないかもしれません)。
    • 暇があればいわゆる「携帯電話メモリ編集ソフト」を作ってみるのもいいかなぁ、と思ってます。暇になる予定はありません。たぶん…。
  • 2004/08/20 IrShot for Windows version 0.00 正式版
    • 初の正式版です。
    • Windows側から携帯電話側へデータを送信する際に「キャンセル」ボタンが正常に動作しない不具合を修正しました。
    • version 0.00β5あたりからN2051/N2701に対してMP4ファイルを送信できなくなっていた不具合を修正しました。
  • 2004/08/23 IrShot for Windows version 0.10β1
    • 一般公開のβ版です。
    • このバージョンは正式版からの派生ではなく、version 0.00β14から派生しています。
    • version 0.00β5あたりからN2051/N2701に対してMP4ファイルを送信できなくなっていた不具合を修正しました。
    • Windows側から携帯電話側へデータを送信する際の挙動を変更しました。変更点は以下の通りです。
      • 「キャンセル」ボタンが正常に動作しない不具合を修正しました。
      • 「赤外線送信の設定」ダイアログの「送信先フォーマット」の制御が一部不正確で、本来指定できないものが選択できたり、指定できるものが選択できなくなっていた不具合を修正しました。
      • 従来は先に携帯電話を受信状態にしてからデータを送信する必要がありましたが、今回のバージョンより先にデータを送信状態にしてから携帯電話を受信状態にするように仕様変更しました。この仕様変更に伴い、接続先が見つからない際に検索を停止することはなくなりました。必要に応じて「キャンセル」ボタンで処理を終了してください。
    • OBEX処理を行うコードを全面的に新しいものに差し替えました。従来動いていた機種で不具合が生じる可能性もありますので、何かありましたら報告をいただけると幸いです。
    • データの転送中にプログレスバーと何バイトが転送済みなのかを表示するようにしました。体感速度がかなり向上するものと思います(実際の速度は変わりません)。なお、受信時は携帯電話の機種によってプログレスバーが表示されないことがあります。これはデータの全体が何バイトであるか通知しない機種で発生します。
  • 2004/09/07 IrShot for Windows version 0.10β2
    • 一般公開のβ版です。
    • IrShot開発開始当初、携帯電話に搭載されるカメラは31万画素程度でした。このため拡大表示ができればいいだろう、という感じに作ったのですが、最近は300万画素のものまででています。このサイズになるともはや一般的な家庭用ディスプレイでの表示は苦しいレベルのため、スクロール表示をするモードを追加しました。
    • メニュー「表示(V)」の内容を従来の「縦横比固定(F)」「等倍(1)」「2倍(2)」「4倍(4)」から、「フリーモード」「スクロールモード」「ストレッチモード」に変更しました。
      • 「フリーモード」がデフォルトのモードで、ウィンドウのサイズは自由に変更でき、その中に画像をはめ込んで表示するモードです。
      • 「スクロールモード」はウィンドウのサイズは画像のサイズまでの間で自由に変更でき、ウィンドウに表示しきれない部分はスクロールして表示するモードです。
      • 「ストレッチモード」はウィンドウの縦横比は画像の縦横比を変えないでサイズを変更でき、その中に画像をはめ込んで表示するモードです。
    • 表示モードを変更するとウィンドウのサイズは初期状態に戻ります。
    • 従来、ウィンドウの初期サイズは画像のサイズと同一としていましたが、巨大な画像を受信した後にそのサイズにウィンドウサイズを変更すると操作上非常によくないため、デスクトップサイズの3/4を上限とするように変更しました。
    • ウィンドウが最大化状態の際に、若干不審な動きをすることがあった問題(最大化状態でウィンドウのサイズを変更していたための問題)を修正しました。
  • 2005/11/17 IrShot for Windows version 0.10
    • 1年以上ぶりの正式版です。
    • 赤外線処理を一部変更しました。
    • OBEXライブラリに存在する潜在的な不具合をいくつか修正しました(IrShotでは該当部分を使用していないので表面上何ら変化はありません)。
    • 送信中および受信中にキャンセルボタンを押すと異常終了することがある不具合を修正しました。この不具合はversion 0.10系列でのみ発生していました。原因はスレッド間での例外捕捉競合によるものです。
    • スクロールモード時に最大表示にすると表示が異常になることがある不具合を修正しました。
    • 送信中および受信中に転送速度と予想される終了までの秒数を表示する機能を追加しました。送信中は常に予測する終了までの秒数を表示しますが、受信中は携帯電話が全体のデータ長を送ってきた場合のみ表示します。
    • ドキュメントのスタイルシートをサイトに合わせて変更しました。本当は中身も全て書き直したいのですが気力と時間がありません。
    • 掲示板閉鎖とiアプリ版公開停止に合わせて該当する記述を削除しました。
  • 2005/11/23 IrShot for Windows version 0.20β1
    • 一般公開のβ版です。
    • シリアルポート経由による送信をサポートしました。これはFOMAをUSBケーブルで接続し、ドライバをインストールした状態で使用することを意図しています。
    • どの程度設定できればいいのかよくわからなかったので、シリアルポートをすべてコンボボックスに表示し、その中から選んで必要に応じて速度のみを設定するようにしてみました。
    • OBEXプロトコルの性格上、8ビットの通過が前提でフローコントロールにXON/XOFF(ソフトウェアフローコントロール)は使用不可能であることから、常に8ビット&RTS/DTSコントロール(ハードウェアフローコントロール)を指定しています。
    • 機器によってはパリティビットとストップビットも設定できたほうがいいのかどうか判断ができなかったため、この部分はデフォルトをそのまま使用しています。
    • FOMA N901iSで検証してみたところ、実際の通信速度は設定値と無関係な速度で行っているようです。115200bpsの設定で秒速100KBほどの速度で転送していることを確認しています。
    • シリアルポート経由の受信は選択できません(対応する機種が無いと思われますので・・・)。ちなみに実装はしてあります。作ってから意味のないことに気づきまして。
    • 「赤外線送信」と「シリアル送信」ウィンドウのキーバインドが一部重複していたのを修正しました。
  • 2006/10/02 IrShot for Windows version 0.20β2
    • 一般公開のβ版です。
    • シリアルポートの列挙処理に問題があり、不適切なポートを拾うことがあった不具合を修正しました。
    • Windows Vista Ultimate RC 1でシリアルポートの解説文字列が不適正な内容になる問題に対応しました。
  • 2008/05/09 IrShot for Windows version 0.20β3
    • 一般公開のβ版です。
    • 赤外線通信関連のコードを見直しました。
    • 見直したついでに通信先のデバイス名を取得できるようにしました。
    • 取得できる様になったのでそれを赤外線による送受信中に表示するようにしました。
    • GUI関連でおかしなところが複数あったのを修正しました(押せない×ボタンなどが表示されないようになりました)。