インテル Galileo 開発ボードでWi-Fi/BTを適法に使用する方法の考察

はじめに

インテル Galileo 開発ボードはMini PCI Expressスロットがあり、ここにWi-Fi/Bluetooth対応のカードを挿すことが想定されています。当然該当するカードは日本国内で適正に使用できるものを選ばなければ違法状態となります。

そんな状態にならずにWi-Fi/Bluetooth対応のカードを適法に使用するにはどのような方法があるのか、ということを検討してみたいと思います。

技術基準適合証明/工事設計認証 – いわゆる技適マーク

日本の国内基準に合っていることを技術基準適合証明/工事設計認証して、証明/認証を得た機器には証明番号/認証番号がつけられ、その機器を使用することが認められる状態になります。いわゆる「技適マーク」を取得した各種製品がこれに当たります。

技術基準適合証明と工事設計認証の違いは、前者が製品1つ1つに対する証明であるのに対し、後者は機種一括に対する認証であることです。

参考ページ:技術基準適合証明及び認証TELEC

いわゆる技適マークの適用範囲は?

この業務を行っている機関であるTELECによると、

Q19

市販されている認証若しくは技適の証明のある特定小電力機器を弊社が商品として、内蔵で使用した場合、再度、認証若しくは技適の申込みが必要ですか。

A19

市販されている認証若しくは技適の証明のある無線設備を購入して、そのままの状態(例えば、アンテナを交換するとか、操作部及び電源部などを変えることはできません。)で使用して販売することは、証明の効力には影響が生じませんので、申込みの必要はありません。
しかしながら、無線設備を変更する場合には、その証明の効力が失われます。

【技術基準適合証明及び認証に関するQ&A】TELECより引用

とのことであり、該当機器本体からアンテナ部まで一体での証明/認証であり、これらの組み合わせを変更する場合には別の証明/認証が必要になるということがわかります。

使用できるカードの条件は?

条件を箇条書きにすると、

  • 証明/認証を受けたWi-Fi/Bluetoothカードであること
  • その際に使用したアンテナ部までの構成を変更しないこと

が必須であることがわかります。

この条件を満たすことができない場合には適法に使用することができません。

まとめ

このように、カードのみならずアンテナ部まで一体の認証ということで、適法に使用できる条件はこれらがセットである必要があることがわかります。カードからアンテナ部を外してしまった場合にも当然証明/認証は失効します(=証明/認証時と条件が変更となるため)。このため、カードにいわゆる技適マークがあったとしても、それだけではダメだということがわかりました。

この方向で使用できる方法がないかと考えると結構面倒なものですね…。マニュアルで使えるとしている製品を検索してみても、カードからアンテナまで一体で証明/認証を得たと思われるものは見つかりません。このことから、適法に使えるという条件では、なかなか選択肢はないような気がします。

(ドライバーを別途導入するなども考慮するとして)あるいは汎用のUSB接続で使える一般製品を検討するというのも手なのかもしれません。

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