Androidアプリの開発環境にはAMD CPUよりIntel CPUの方が相性が良い

Android用アプリケーションの開発を行うための「Android SDK」には、各種Android環境のエミュレーターが含まれています。この中の一つに、Intel Atom環境のエミュレーターがあり、これを高速化するための「Intel® Hardware Accelerated Execution Manager(以下、Intel HAXM)」というソフトウェアモジュールが提供されています。

これはIntelが開発したもので、「Intel Virtualization Technology(以下、Intel VT)」を使用して専用の仮想環境を用意し、その中でAtom用のAndroidバイナリーを実行させるというもので、これを使用するとARM、MIPS、Atom用のバイナリーをエミュレーション環境で実行する場合と比較して、とても高速にAndroid OSを開発環境で稼働させることができます。多くの開発者が、このIntel HAXMを使用しているのではないかと思います。

ところが、このIntel HAXMはIntel VT用なので、これと互換性のない「AMD Virtualization(以下、AMD-V)」では使用できません。

Intel HAXMはAMD-Vをサポートしないエラー

インストールしようとするとこのようにエラーが出ます。

なので、現状ではAndroid用アプリケーションを開発するための環境には、Intel CPUの搭載されたパソコンの方が相性がよいかと思います。もちろん、エミュレーション環境は使用できるので、それを使用してIntel HAXMを使用しないという方法もあります。

私の使用している私物ノートパソコンは「AMD E-450 APU with AMD Radeon™ HD 6320 Graphics」を搭載しているのですが、これにAndroid SDKをセットアップしている時に気づきました。

AMDのCPUなので当然AMD-Vで…。あぁ、そういえば…、そうなるか、というわけで、そんなメモでした。

さて、私はどうしよう。とりあえず、Intel HAXM抜きで環境作るしかないかなぁ。さすがにまだ買い換えたくないし。

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